Daizen Joinery
Kamloops。北米における日本式 Timber Frame のパイオニア。四月と十一月、旅の入口と出口で滞在した。
29歳の時にワーキングホリデービザを取得してカナダに行ってきました。語学学校での三ヶ月から始まり、東西を横断しながら、木と向き合う五つの工房を渡り歩いた十ヶ月の記録。
木造の伝統と最新の Timber Frame、そしてヨーロッパから渡った規矩術 — それらが交差する場所がカナダにはありました。フランス語と英語、二つの言語圏にまたがる工房を巡ることで、日本の大工仕事を外から見つめ直すこと。それがこの旅の目的でした。
滞在中に出会った職人たちとの対話、図面の引き方、刻みの段取り、建て方の流儀 — そのすべてが、その後の自分の仕事の血肉となっています。
Vancouver から始まり、Québec を経て、再び Kamloops へ。
2019.02 – 03 / 西海岸の街で英語を学びながら、これから訪ねる工房とのやり取りを進める日々。
2019.04 / 日本人棟梁が率いる Timber Frame の工房で、初めての海外の現場を経験。
2019.05 / 短い滞在ながら、北米における伝統的継手仕口の扱いを目の当たりにする。
2019.05 – 09 / 五ヶ月にわたる長期滞在。手刻みと建て方の現場に深く関わる。
2019.09 / ケベックのフランス語圏で、ヨーロッパ系の charpente(小屋組)に触れる。
2019.09 – 11 / フランス規矩術 trait de charpente を実地で学ぶ、旅のひとつの到達点。
2019.11 – 12 / 旅の終盤、再び最初の工房へ。同じ場所が違って見える。
Kamloops。北米における日本式 Timber Frame のパイオニア。四月と十一月、旅の入口と出口で滞在した。
Ottawa。短い訪問ながら、個人の工房ならではの仕事の質を間近で見ることができた。
Wakefield。最も長く滞在した工房。五ヶ月のあいだ、図面・刻み・建て方のすべてに関わった。
Saint-Césaire。フランス語圏の伝統的 charpentier の現場で、北米とも日本とも違う流儀に触れる。
Sherbrook。フランス規矩術 trait de charpente を実地で学んだ場所。後の研究の原点となる。
語学学校を含めれば六つの場所、十ヶ月の旅。多くは語らず、手を動かして覚えた日々だった。
滞在中に書き残した日記、訪れた街、関わった仕事 — 別のページに散らばっている記録たち。