Profile — 棟梁紹介

稲吉三太郎
Santaro Inayoshi

まるみ工務店 棟梁。大阪に生まれ、福島・千葉で修行を重ね、カナダでの一年を経て独立。図面を引き、刻み、組み上げるまでを一貫して大工の手で行う家づくりを続けています。

1989年 大阪生まれ 大阪市立大学工学部 建築学科卒 2020年 まるみ工務店 開業
棟梁・稲吉三太郎
About

大工になるまで、
大工であり続けるために。

大学では建築を学びましたが、自分の手で家を組み立てたいという気持ちが残り、卒業後は大工の道へ。福島の山あいで親方に怒鳴られながら鉋を握り、千葉の海近くで自由なものづくりの楽しさを知り、カナダの森でまた別の木造に触れました。

それぞれの土地で出会った師や仲間、そして木そのものから学んだことを、いまの仕事に少しずつ重ねています。家を建てるという行為が、その土地と人と時間の上に立っていることを忘れずにいたい——そう思いながら、日々現場に立っています。

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Chapter 01

福島・四季工房 — 修行のはじまり

1989年生まれ。大阪市立大学工学部建築学科を卒業後、福島県の四季工房というところで大工修行を始めました。会社は手刻みで建てる木の家を売りにしているところで、その道40年の厳しい親方に怒られながら仕事を教えてもらいました。

仕事は大学で怠けきった若造には身体的にも精神的にもきついものでしたが、それ以上に家が出来上がっていくものづくりの楽しさがありました。福島時代にもう一つ、自分にとって大きかったのが田舎暮らしです。豊かな自然と厳しい自然。そこに住むからなのか人も都会とは違った優しさと厳しさがあって、その両方が見習い青春時代の印象としてある気がします。

(会津藩の末裔だから厳しい人が多いんじゃないかという説もあります)

Chapter 02

千葉・村上建築工房 — ジャズのような現場

その後縁があって千葉県南房総市の村上建築工房に入社しました。四季工房が会津藩だとすると村上建築工房は薩摩藩のようでした。伝統にこだわらずに良いものは何でも取り入れていくものづくりはとても楽しく刺激的でした。

仲間の某大工さんは、伝統建築をやっている工務店がクラシックだとするとムラケンはジャズだと言っていました。(こっちの方がいい例えだなぁ)
— 千葉時代の記憶より
千葉時代の現場
鉋と鑿の道具の線画
Chapter 03

カナダ — 森を渡る一年

2018年末に村上建築工房を退社し、ワーキングホリデービザを取ってカナダに1年行ってきました。とてもありがたい縁が繋がって、あちこちで面白い大工仕事にありつけました。

広大な森の国で出会った木造の技術と人々との時間は、いまも仕事の根に残っています。

Working Holiday in Canada
Chapter 04

2020年 — まるみ工務店、開業

2020年に帰国してまるみ工務店を開業し奮闘中。日本の規矩術にフランス規矩術(trait de charpente)を重ね、図面・刻み・建て方まで一貫して大工の手で行う家づくりを目指しています。

Career

歩み

  1. 1989 — 大阪に生まれる

    のちに建築の道へ。

  2. 大阪市立大学 工学部 建築学科 卒業

    設計ではなく、自らの手で木を組む大工の道を選ぶ。

  3. 福島・四季工房にて修行

    その道40年の親方のもと、手刻みで木の家を建てる仕事を一から学ぶ。

  4. 千葉・村上建築工房に入社

    南房総で、伝統に縛られず良いものを取り入れる「ジャズのような」ものづくりを経験。

  5. 2018年末 — カナダへ

    ワーキングホリデーで一年滞在。各地で多様な木造の現場を経験する。

  6. 2020 — まるみ工務店 開業

    大工主導の家づくりを掲げ、独立。現在に至る。

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